旧7帝大 入試数学難易度 文系リーグ(2018年)

      2022/10/04

 

いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^

今年の旧7帝大の数学を全て解きおえ、評価をUPしました。文系について、その総括をしたいと思います。

 

1.総括

(1)微積・数B・確率の出題トレンドは継続だが、他の分野を融合させてくる

IAIIBまでの範囲では、やはり数IIの微積分、数Bは数列、ベクトルの両方、そして数Aの確率が非常に出やすいです。

微積分(6/7大学中)

数列orベクトル(5/7大学中) ※東大は両方

確率(6/7大学中)

ただし、三角関数や微積などの分野は、これらの中に融合して出てきます。阪大の確率は、微積に加えて、指数・対数まで融合されていましたね。

 

(2)漸化式の典型パターンが少ない

数列分野での漸化式が、パターンに当てはまるものではなく、「循環する」、あるいは「1つ飛ばしで規則が発生する」タイプのものが増えた印象があります。典型パターンは対策済みで、出しても差がつかないのかもしれません。

この手のパターンでは、いくつか調べる→規則が発生する(循環する)ことを帰納法で証明する といった流れになり、典型パターンよりも論証力が問われます。

 

 

2.難易度順位

ここからは、難易度順位をまとめます。

1.各問題の難易度

2.解答までの時間

3.得点のしにくさ

これらを総合的に判断した結果の順位です。大問ごとに5ポイント満点です。

※ポイントの数値は相対的なものであり、0.2ポイント以上違えば難易度の差が感じられるとお考えください。逆にいえば0.2ポイント以内の場合は、難易度の違いは人によります。

2018年 旧7帝大 文系リーグ

Aveが、今年の平均ポイントです。合計ポイントを、出題数で割っています。

l_league2018

理系同様に、京大が1位となり、2年連続です。平面幾何の難問が1つ入っていることが影響しています。この集計法では、捨て問の難易度の影響を受けやすいです。実質的には名大とほぼ同じぐらいかと思います。東大はここ数年はおとなしいポイントです。難しいものもありますが、難易の差が激しい印象があります。

 

4位の北大から最下位の九大はまでは、団子状態なのでほぼ変わらずだと思います。特別難しい問題はなく、根本的な原則を理解しつつ、それを使う練習をある程度の量で行い、過去問で仕上げておけば無理なく取れる問題が多かったと思います。

 

以上です^^

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