(2022年度版)チェック&リピートの難易度は?使い方(勉強法)は?

   

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Z会から出ている市販の数学参考書、チェック&リピート。書店などでZ会のコーナーへ行くと目に付きます。レイアウトが綺麗で見やすく、それにひかれて購入する学生さんも多く、実際に取り組みやすいという評価も多いようです。

そんなチェック&リピートについて、問題のレベルや参考書のタイプ、どんな人にオススメなのかを見ていきたいと思います。

 

IAは新課程版(第3版)が発売されています(表紙だいぶ変わりましたね^^;)。

2022年4月以降に高校生になる方が対象です。

 

2021年以前に高校生になった方たちはこちらです。

 

 

 

1.問題数、難易度、解説の詳しさなど

チェック&リピートがどんな参考書なのかを、おおまかに見ていきましょう。この本の参考書のタイプは、原則習得または入試基礎演習です。

→ 参考書のタイプを知ることは、数学の参考書選びにおいてとても重要です。

 

1.(1) 問題数

チェック&リピートの問題数は、以下のようになっています。

数学I・A(新課程版) チェック&リピート・・・・271問

数学I・A チェック&リピート・・・・307問

数学II・B チェック&リピート・・・404問

数学III チェック&リピート・・・261問

 

例題、練習等に分かれているわけではなく、「問題、解答指針(チェック・チェック)、解答」によって、各単元ごとに4ページから6ページの見開きになっています。青チャートの例題数とほぼ同じくらいなので、量としては多めと言えるでしょう。

→ 青チャートの問題数などは、こちら

また、IAは新課程版の方が問題数が減っていますが、構成が若干変更されているので減っているように見えるだけで、全体としてはほとんど減っていないと思われます。

 

1.(2) チェック&リピートのレベル

掲載されている問題のレベルについてですが、センターレベル、入試基礎レベル、入試標準レベルです。日常学習レベルの各単元の最初にある基本問題の反復練習などは含まれていませんので、日常学習として用いるには少しツライでしょう。

従って、「原則習得」タイプとして用いる際には、基本の反復練習が不要だという自信のある人か、基礎の穴は別の参考書(教科書や傍用問題集)で補えるという人であれば問題ないでしょう。

1つの問題集で「原則習得」の段階を完結させたい、という人は、日常学習レベルが掲載されているものを購入したほうがいいかもしれません。

さらに、「原則習得」を終えて「入試基礎演習」の段階として用いる際にも、量が多いので選択して行う必要があると思いますが、易から難の順に並んでいるわけではないので、時間的に余裕がないときに自分でうまく選択できるかどうかがカギになってきます。

 

1.(3) 解説の詳しさ

チェック&リピートの解説についてですが、「チェック・チェック」と「解答・解説」の2段階で構成されています。

「チェック・チェック」では、答案作成の際にキーとなる公式や考え方が記載されており、「解答・解説」では、そのキーとなる部分は色がついていますので、どこが作成のポイントになっているのかがわかるようになっています。解説自体は普通の詳しさで、別解はあまり掲載されていません。

特徴として、Z会の問題集は全般的に配色がうまく、特に図形の問題では、解答はとても分かりやすいです。

 

2.どんな人にオススメ?

チェック&リピートがどんな人にオススメなのかを見てみます。

2.(1) 高1・高2の場合

 

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早い段階であれば、志望大学のレベルや数学の好き嫌いにかかわらず、オススメ範囲は広いです。数学が苦手でも、レイアウトの良さがそれを補ってくれます。

 

2.(2) 高3・既卒生の場合

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高1・高2とあまり変わりませんが、超難関大志望で数学が好きな人は、時期的にさらに上の段階の問題集がオススメかと思われます。逆に、これまで数学が嫌で避けてきたけど、そろそろやらざるを得なくなってきた人には向いているかもしれません。

 

3.まとめ~苦手を補うレイアウトの良さ

チェック&リピートについて見てきましたが、青チャートに負けず劣らずでオススメ出来る層が広い参考書の1つです。ただし、収録されている問題の範囲が青チャートと異なり、より入試演習向きです。

基礎の反復(日常学習レベル)についてはすでに持っているワークで補いつつ、原則習得+入試基礎演習として用いるか、ある程度問題を絞った上で入試基礎演習として用いるかのどちらかの方法が効率的ですね。

 

IAは新課程版(第3版)が発売されています。2022年4月以降に高校生になる方が対象です。

 

 

 

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