東京大学 文系| 2012年大学入試数学
2022/05/29
いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。 KATSUYAです^^
いよいよやってきました。2次試験の大学入試シーズンです。
2012年 大学入試数学の評価を書いていきます。
東京大学(文系)です。
問題の難易度(易A←→E難)と一緒に、
典型パターンのレベルを3段階(基本Lv.1←→高度Lv.3)で書いておきます。
また、☆は、「解くとしたらこれがいい」というオススメ問題です。
また、解答までの目標時間を、問題ごとに書きます。
※目標時間=解き方を含め、きちんと完答するまでの標準的な時間です。したがって、目標時間を全部足すと、試験の制限時間を越えることも、当然ありえます。同時に、その時間の2倍考えてもまったく手がつかない場合は、
ヒントや答えをみるといい という目安にしてください。
※2012年の数学の記事から、「Principle Piece」という言葉が登場します。
>> 意味分かってから見たほうが、ぜったい数学の実力上がります^^
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東京大学(文系)
(試験時間100分)
全体総評・合格ライン
理系同様、昨年に比べると易しくなりました。理系と共通の第3問はかなり厳しいかもしれませんが、
それ以外は東大文系受験者であれば解けるレベルでした。
第4問はあまりにも有名な面積の問題だったためか、すべて文字定数にされていました。なので、知らないと計算が繁雑になっていやになったかもしれません。
試験時間100分に対し、
目標解答時間合計は100分。
文系はちょうど。毎年東大は制限時間オーバーであることを考えると、量減りましたね。
KATSUYAは、51分で終了しています。 理系よりさらに手が付けやすいセットでしたね。
■合格ラインですが、
第1問は取る。第3問はできなくても大丈夫。
ポイントは第2問、第4問。
微妙ですが、第2問は面積の式は絶対出したい。
第4問は知っていれば最後まで行けるはずですが、ここは微妙。
でしょう。
だいたい65%ぐらいですかね。理系に比べると時間ありますので、少し高いかもしれません。
第1問・・・方程式、最大値(AB、15分、Lv.2)
こちらはいくら文系とはいえ、簡単すぎました。さすがにこれはなめているのではないでしょうか。
xの最大値を求めるので、yについて整理して、実数解条件で判別式出せば xの範囲でますね。
Principle Piece ⅠⅡ
方程式を満たす(x、y) → 実数解条件
KATSUYAの感想
なんじゃこりゃ?簡単すぎやろ?文系だとまさかこの表現されると解けないのか? 解答時間3分。
☆第2問・・・図形と式、最大値(B、25分、Lv.2)
こちらも、標準的な図形の問題。図形も非常に単純で、面積を t で出すのはそんなに難しくないはず。CDの傾きがすぐに出せることがポイントです。
ただし、面積の式の最大値は、経験がないと苦しいです。東大受験者なら出来て欲しいですが。
Principle Piece Ⅱ
(2次式)/(1次式) or (1次式)/(2次式)
→相加相乗が使える
今年の文系の数学では、この手の関数の最大、最小、結構はやってますね。
国公立文系受験予定者は、よく見ておきましょう。
KATSUYAの感想
こちらも面積の式を出して、「このパターンか、結構ことし出るな、この形」とか思いながら終了。解答時間12分。
☆第3問・・・確率(BC、30分、25分、Lv.2)
こちらは、文理共通の問題。このタイプの確率で誘導なしは、文系にはかなり厳しいかと思われます。
そもそも奇数秒後にQに来ないことは分かったと思いますが、さらに対称性の活用に気づかないと、こちらはかなり厳しいです。
n秒後の様子は、以下の原則に従いましょう。
Principle Piece A
nとn+1の様子を詳しくみて、漸化式
今回は、偶数秒後だけが問題なので、 n と n+2 の様子を見るとよかったですね^^
KATSUYAの感想
せこい性格のため、対称性を見つける作業は癖(笑) なので、ここは楽勝。解答時間17分。
☆第4問・・・放物線、接線、面積(BC、30分、Lv.2)
放物線外の点から放物線に引いた接線と、それらで囲まれる面積の問題。
こちら、文系、理系問わず。ぜひとも一度経験しておいて欲しい問題。というより、頭に入れておいて欲しい内容です。
内容自体が有名すぎて、数字ではなく文字にさせています。知っている人にとってはどうってことなく、知らない人にとってはただただ計算の沼にハマる。
文系とはいえ、このあたりは演習量で差がついたでしょう。
この題材は、執筆中の参考書に必ず取り上げる予定です。本質をついた上でも重要で、事実としても知っておいて損はないことが満載なので。
KATSUYAの感想
有名問題やけど、文字にする意味、あるのか。知ってたら変わらない。(1)とか、どっちがL1なのか分からないけど。(2)の「全て求めよ」はちょっとズルイ。 解答時間9分。
今年は理系も最後はよくわからない行列やったし、文系も最初簡単すぎで最後はこれ。全体的に不満あり(* ̄m ̄)
対策
文系の頻出分野は、図形と式、そして放物線、接線、面積、確率です。2次関数の知識を利用した不等式も頻出ですね。
確率のような問題は少し難し目ですが、これぐらいまで解けるように演習できるといいですね^^
※詳しくは2010年のほうに書いてありますので、こちらをご覧ください。
根本を理解し、原則を適用する力があれば多少難易度が変化してもぶれません。
ぶれない力を身に付けておこう。
以上です^^
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