旧7帝大 入試数学難易度 文系リーグ(2020年)
いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。
今年の旧7帝大の数学を全て解きおえ、評価をUPしました。文系について、その総括をしたいと思います。
1.総括
(1)理系なみの難易度で出題してきた大学も
東大や京大は文系でも3ポイント越えです。文理共通問題が理系でも難しい問題がありましたし、文系だけの問題でも難易度の高いものがありました。確率や場合の数は、文系は東大も含めて全大学から出題されています。東大や京大がまさにそうですが、過不足が非常に置きやすく、一筋縄ではいかないタイプの問題が多いです。慎重に数える練習が必要でしょう。
(2)数Bが出やすい傾向にあるのは変わらず
今年に限った話ではありませんが、やはり文系では数IIが中心となります。とはいえ、数IIは単元が7つほどあります。そのうちどれが出るかは、結構ばらばらです。微積でも、出ない大学もあります。
しかし数Bはベクトルか数列で、どちらかは出題があります。今年は北大を除いて出題がありました。(数列:東大、阪大、名大、東北大)(ベクトル:京大、九大、名大、東北大)
2.難易度順位
ここからは、難易度順位をまとめます。
1.各問題の難易度
2.解答までの時間
3.得点のしにくさ
これらを総合的に判断した結果の順位です。大問ごとに5ポイント満点です。
※ポイントの数値は相対的なものであり、0.2ポイント以上違えば難易度の差が感じられるとお考えください。逆にいえば0.2ポイント以内の場合は、難易度の違いは人によります。
2020年 旧7帝大 文系リーグ
合計ポイントを、出題数で割っています。
※阪大は集計ミス(元データのエクセルに数式ミス)があり、過去数年分は以前出した時と数値が異なっています。すみませんでした。
理系同様に、東大が1位ですが、僅差で京大です。東大・京大ともに文理共通が理系でも厳しい難易度の問題で、京大に至っては理系よりも難易度が高い計算結果となりました。むごい・・・。名大が3位に続きます。3題しかないうえに、どれも甘くないので、逃げ道がないのが名大の特徴です。
文系でも、4位以下は大きく差が開いています。今年は、東大・京大・名大が突出して難しかった年と言えそうですね。
以上です^^