分野別標準問題精講:整数のレベル(難易度)は?使い方は?

   

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旺文社の標準問精講シリーズに、分野別問題集が登場しました。精講シリーズは英語をはじめとして数学、理科の他、現代文や社会も登場し、メジャーなシリーズとなっています。

今回は、数学から新しく発刊となった「分野別標準問題精講」うち、整数について見ていきましょう。

 

1.数学 分野別標準問題精講:整数 はどんな参考書?

分野別の標準問題精講は、通常の標準問題精講と同じで、水色の表紙カバーのシンプルなデザインです。タイトルの書かれている位置も似ているので、少し見分けがつきにくいですね。

 

通常の標準問題精講シリーズは、こちらからどうぞ。

 

2.問題数、レベル、解説の詳しさなど

分野別標準問題精講:整数 がどのような参考書であるのかを知るために、基本的なデータを見てみましょう。分野別標準問題精講:整数 のタイプは、入試標準演習~仕上げタイプです。

→ 入試標準演習タイプの参考書・問題集

→ 仕上げタイプの参考書・問題集

 

2.(1) 分野別標準問題精講:整数の問題数

分野別標準問題精講:整数 の問題数は、87題(基本テーマ36題、実践20題、演習31題)です。

構成としては、基本テーマ問題、基本テーマ解説が最初にあります。解説の最後に、類題として演習がほとんどのテーマで用意されています。その後、やや難し目の実践問題、実践の解説という順番です。こちらには類題がありません。

なお、最初に必要条件・十分条件や対偶法、背理法などの証明の確認が収録されています。

 

2.(2) 分野別標準問題精講:整数 のレベル

分野別標準問題精講:整数 のレベルですが、基本テーマと実践編ではレベルが異なります。

基本テーマと、類題の演習は中堅大入試レベルが40%、難関大入試レベルが50%、超難関大レベルが10%です。テーマが基本的な(有名で扱いやすい)だけであって、問題のレベルが基本なわけではないようです。

実践編は難し目の問題が多く、難関大入試レベル50%、超難関大入試レベルが50%ぐらいです。全て難関大入試レベル以上とみていいでしょう。

 

2.(3) 分野別標準問題精講:整数 の解説

標準問題精講シリーズの最大の目玉ポイントといえる「精講」の解説は分野別でも健在で、分野別標準問題精講も、解説が非常に詳しいです。テーマによっては1つの問題で4ページ近い解説(答案含む)が記載されています。関連する事項なども説明が豊富なので、この部分をしっかり熟読できることが、「標問」の活用法のコツとなるでしょう。

演習の解説は「答案だけ」です。この点も、通常の標準問題精講シリーズと同じです。

 

3.分野別標準問題精講:整数 の使い方(勉強法)など

使い方の前に、どのような人が使うと効果が上がるのか、オススメ対象を見ていきましょう。

3.(1) オススメ対象

分野別標準問題精講:整数のオススメ対象は、以下に当てはまる方です。番号は上の方が優先で、2.や3.に当てはまっていても1.に当てはまっていなければ、不必要な可能性が高いです。

  1. 2次試験で数学が必要な人
  2. 難関大以上を目指す人・志望大学で整数分野が頻出な人
  3. 整数分野を含む数学IAIIBの原則が7割以上マスターできている人

当然ですが、整数が出題される大学を志望している人が対象です。問題のレベルが全体的に高いので、センターのみ、あるいは中堅大レベルであれば、通常の問題集の中に収録されている整数問題でもいいでしょう。

整数分野は数学Aですが、数学Iの方程式や数学Bの数列の知識などと融合されることは多くあります。IAIIBの基礎学力が歩いていどついていないと、本書は取り組むのは難しいでしょう。

 

3.(2) 使い方(勉強法)、購入時期

問題数が87題と少ないので、頭から順番にこなしていくのがいいと思います。1日2題と問題数を少なく設定しておいて、じっくり考える+解説をしっかり読むというスタンスが最もいいと思います。これでも1ヶ月半で終わります。

余裕があれば、他に手元にある問題集の中から、類題を探すということも、是非やってみましょう。類題を探すためには、解き方が自分の中で体系的に整理されていないと出来ません。逆に言えば、類題を自分で探す作業自体が、解き方の整理につながってくということですよね。

 

 

4.まとめ~整数問題はこれで仕上げとしてOK~

分野別標準問題精講は、入試標準演習タイプの参考書であり、難関大以上の整数問題をテーマ別に収録したものです。実践編は特にレベルが高めです。

超難関大を目ざす人たちも、本書をきちんとこなせば整数分野は仕上がると考えていいでしょう。問題数は87題と少ないですが、一定以上のレベルだけをうまく厳選してあると思います。

 

 

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