標準問題精講(数学)のレベルは?使い方(勉強法)は?

      2016/10/12

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旺文社の精講シリーズです。数学でも精講シリーズが「基礎」「標準」「上級」と3つあります。特に理科では「標準」と言いながらかなり難しいレベルの「標準問題精講」ですが、数学はさらに上のものがあるので、少し事情が異なるようです。

今回は、そんな「標準問題精講」について見ていきましょう。

 

1.標準問題精講の人気は?

標準問題精講義は、水色が表紙の非常にシンプルなデザインです。他の科目も、同じ表紙です。

アマゾンでの売り上げランキングは、以下の通りです。(2016年5月27日時点)

 

※ランキングは、2016年5月26日のものです。

基礎問題精講シリーズほどではありませんが、数学ランキングを見る限りは、根強い人気がありそうです。

 

2.問題数、レベル、解説の詳しさなど

標準問題精講がどのような参考書であるのかを知るために、基本的なデータを見てみましょう。標準問題精講のタイプは、入試基礎~標準演習タイプ(数学IAは、ほぼ入試基礎演習タイプ)です。

→ 参考書のタイプを知らないと、納得のいく参考書選びが出来ません。

 

2.(1) 標準問題精講の問題数

標準問題精講の問題数は、以下のようになっています。

  • 基礎問IAの問題数・・・例題(標問)101題、演習200題程度
  • 基礎問IIBの問題数・・・例題(標問)165題、演習300題程度
  • 基礎問IIIの問題数・・・例題(標問)116題、演習200題強

いわゆる、「標問」というものがあり、詳しい解説がついた例題があります。1つの標問につき、1つ~2つの「演習」がありますので、およそ2倍の量の程度の演習問題があります。

 

2.(2) 標準問題精講のレベル

標準問題精講のレベルですが、センターレベル、中堅大入試レベル、難関大入試レベルといったところです。位置づけてきには入試標準演習ですが、各単元について易~難に並んでいるような構成で、最初から本格的な演習問題が入っているわけではなく、入試基礎レベルをきっちりやっている人には、少し重複があるかもしれません(特にIAは入試基礎レベルに近いです)。

 

2.(3) 標準問題精講の解説

基礎問題精講と同様に、標準問題精講は、標問(青チャートなどでは例題の位置づけ)の解説が非常に詳しいです。答案はもちろん、関連する事項なども説明が豊富なので、この部分をしっかり熟読できることが、「標問」の活用法のコツとなるでしょう。

なお、演習の解説は「答案だけ」なので、少し淡白と言えそうです。その際に、同じ項目の標問の部分をきちんと読み直すことが出来る人は、本書で効果的に実力UPが出来ると思います。

 

3.標準問題精講の使い方(勉強法)など

使い方の前に、どのような人が使うと効果が上がるのか、オススメ対象を見ていきましょう。

3.(1) オススメ対象

標準問題精講のオススメ対象は、以下に当てはまる方です。番号は上の方が優先で、2.や3.に当てはまっていても1.に当てはまっていなければ、不必要な可能性が高いです。

  1. 中堅大以上を目指す人
  2. 日常学習レベルが8割以上マスターできている人
  3. 高2冬より前の段階で原則の習得が6割以上程度終了している人
  4. 入試標準演習をこれから始めようと考えている人
  5. 過去の全国模試の数学の偏差値が55以上(数学IA)、60以上(数学IIB)、65以上(数学III)の人

ある程度上位の大学を目指し、現時点である程度の学力がないと、独学で進めるのは難しいと思います。高3になってから受験勉強を始める場合は、本書のレベルにたどり着く頃は9月以降です。そこからIA,IIB,IIIをこなすのは量的に厳しいです。

 

3.(2) 使い方(勉強法)、購入時期

問題構成が「例題」→「演習」という、いわゆるチャート型なので、例題で1巡、演習で2巡でいいでしょう。問題数が多いので(2.を参照)、期間と相談して「例題1巡」のみにしてもいいでしょう。その際には、奇数番号→偶数番号で2巡してください。「2巡」にはこだわりましょう。

数学IAについては、入試基礎レベルが中心ですので、IAの学習さえある程度進んでいれば購入できます。従って、進学校の学生さんは、高2の間に購入して取り組むことも可能です。一般的には、高2の冬学期~新高3の春あたりに取り組みたいです。

数学IIB、数学IIIについては、入試標準演習レベルです。志望大学のランク次第では、これが最後の演習書になります(過去問は別です)ので、高3の夏休み~2学期に使用するというイメージでしょうか。数学IIBで500問弱、数学IIIで300問強もありますので、あまり直前の購入は避けましょう。

 

4.まとめ~ある程度学力をつけてから仕上げとして~

標問は、入試標準演習タイプの参考書であり、IA、IIB、IIIと分かれているため、問題数的にはかなりのボリュームです。ある程度の学力をつけてから取り組む必要がありますが、あまり直前に全てこなすにはしんどい量なので、IAは高2の間に、IIBとIIIは高3になってから始めましょう。

逆に高3になってから本格的な受験勉強(原則習得のステップ以降のことです)を始める場合は、標問の全てをこなす時間はないと思われますので、同じ入試標準演習タイプで、もう少し問題数が少ないものを用いましょう。

 

※数学に限らず、これからさまざまな参考書をお買い求めになる場合は、こちらのポイントサイト(会員登録必要)を通して買えば、何冊分かは無料に出来るぐらいポイントがたまりますので、おススメです。
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私が高校生の頃にこういったサイトがあったら、、、、と思いますね。

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