【2022年版】ニューアクションレジェンドは難しい?医学部用?青チャートとのレベルの違いは?

      2022/12/13

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ニューアクションレジェンドは、チャート式、フォーカスゴールドと同じ高校数学の厚物参考書です。この3つで、3大厚物参考書と言っても過言ではないでしょう。

今回はこのニューアクションレジェンドについて、「実際どのようなレベルなのか」、「どんな人にオススメなのか」、「青チャートとレベルが違うのか」などについて詳しく解説していきたいと思います。

 

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原則習得のための参考書です。

 

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IAは新課程版が出ています。2022年4月以降に高校生になった方(2025年1月、2月以降に受験をする方)が対象です。

 

1.問題数、レベル、解説の詳しさなど

まずは、ニューアクションレジェンドがどのような参考書なのか知るために、その基本的なデータを見てみます。ニューアクションレジェンドのタイプは「原則習得」です。

 

→ 問題集のタイプを知ることは、参考書選びにおいて非常に重要です。

 

1.(1) ニューアクションレジェンドの問題数

ニューアクションレジェンドIA

例題:303題 練習:303題、問題:303題

Let's Try!:116題

試行の戦略例題:12題 練習:12題

PERFECTMASTER:85題

 

ニューアクションレジェンドIIB

例題:385題 練習:385題、問題:385題

Let's Try!:112題

試行の戦略例題:20題 練習:20題

PERFECTMASTER:84題

 

ニューアクションレジェンドIII

例題:297題 練習:297題、問題:297題

Let's Try!:106題

試行の戦略例題:16題 練習:16題

PERFECTMASTER:76題

 

ニューアクションレジェンドIA(新課程)

例題:317題 練習:317題、問題:317題

本質を問う:60題

探求例題(コラム):23題

チャレンジ(コラム):16題

Let's Try!:118題

試行の戦略例題:13題 練習:13題 問題13題

入試攻略:80題

 

問題数はやはり他の厚物参考書と同じぐらいです。例題と練習はチャートの構成と同じ感じで、ある程度まとまったところに問題とLet's Try!があります。問題は例題・練習の延長という感じですが、Let’sTry!は入試問題からで、青チャートのEXERCISESがこれに対応すると考えていいと思います。

巻末に戦略編とPERFECTMASTERがあります。青チャートだと総合演習に対応します。東大や阪大などの入試問題も入ってます。

新課程には探求例題やチャレンジというものがありますが、内容的には例題と同じで、初見だとかなり厳しいパターン問題が掲載されているイメージです。

 

 

1.(2) ニューアクションレジェンドのレベル

ニューアクションレジェンドの対応レベルですが、日常学習レベル、センターレベル、中堅大入試レベル、難関大入試レベルと、幅広くカバーしています。

構成を見れば分かる通り、青チャートとかなり似ています。掲載されているパターンやレベルも青チャートと大きく変わることはありません。

 

>> ニューアクションレジェンドのような「原則習得」タイプと、その後に演習する1対1対応に代表されるような「入試基礎演習」タイプを合わせたような参考書もあります

 

 

1.(3) 青チャートとの違い

青チャートとの違いは、解説の詳しさ(というか見やすさ)です。青チャートは、1ページ1例題というイメージが強く、紙面に収まるように書いてある例題がほとんどですが、ニューアクションレジェンドは必要とあらばふんだんにスペースを活用するスタイルを取っています。

 

特に新課程では、コラム面にも必要に応じて例題形式にしたりと、紙面を割いて出来る限り思考のプロセスが伝わるように説明をしています。(思考のプロセスは東書のHPでもアピールされています) その結果として、青チャートよりもページ数が多くなっているものと思われます。

青チャートより「ゆったり詳しく」、その結果、青チャートよりさらに「分厚く」なったのがニューアクションレジェンドと思ってもらっていいと思います。逆に言えば、それ以外では大きな違いはありません。

 

例題だけやるべきかどうかについても、青チャートとほぼ同じですので、青チャートの方をご覧ください。

>> 青チャートは例題だけでいいのか?

 

2.どんな人におススメなのか

ニューアクションレジェンドは、実際にどんな人であれば使えるのか、自分には向いているのかなどを、KATSUYAが独自の観点でまとめました。下記のおススメ表を見てください。

なお、検索をかけると複合キーワードに「医学部」と出てきますが、「医学部を目指すなら選ぶべき」などということはまったくありません。

 

2.(1) 学校採用の場合

学校採用の場合は、「他の参考書はどうなんやろ・・・」と気にせずにこれを活用してください。迷っている時間が無益です。

学校側も在籍生徒のレベルに合わせて適切な参考書を採用しているはずですので、よほど数学が苦手、あるいはレイアウトがどうしても自分にとってうけつけないものでない限り、配られた参考書がレベル的にあっていないということはないはずです。

「超定番の青チャートの方がいいのかな?」「友達の学校はフォーカスゴールドやねんけど・・・」と思いたくなる気持ちはよくわかりますが、隣の家の芝生は青く見えるものです。ぶっちゃけ、どっちも原則習得のための参考書です。そんなに大きく変わりません。

逆に、学校採用が青チャートやフォーカスなら、それでOK。ニューアクションレジェンドプラスで買う必要はありません。ただのコレクターにならないように気を付けて。

 

2.(2) 学校で厚物参考書が配られない場合

学校から厚物参考書が配られない場合に、ニューアクションレジェンドが適しているのは、次のような人たちです。

・超難関大志望者の中学生、高1、2年生 (超難関大に該当する大学・学部一覧)

単元を学校で習い終わった後の復習として長期休み中に取り組みます。2年夏までにIAIIB、2年終わりまでにIIIが終われば理想です。

 

 

・難関大志望者の高1,2,3年生

受験準備を始めるために原則習得としての利用です。3年生になってからの場合はかなり急ぐ必要はありますが、段階を飛ばすことはできません。どれだけ遅くても3年の夏休みまでにはIAIIBまで終え、IIIは最悪スキップしましょう。(KASTUYA個人も学生のころにIIIの厚物参考書はそんなにやっていません)

 

・分厚い参考書と文字の多さに抵抗がなく、ゆったりじっくり読める人

青チャートよりも詳しいですが、それは文字数が多いということです。理系の人は国語(というか文字)が苦手な人が一定数いると思いますが、そうでなければニューアクションレジェンドは向いています。

逆に、「いや解説は青チャートで十分。そこまで言葉にされなくても分かってる」と感じる部分が多い人は青チャートのほうがいいかもしれません。

 

3.まとめ~詳しさと分厚さのトレードオフ~

ニューアクションレジェンドは、レベルのカバー範囲が非常に広く、どのレベルの典型手法も、ほぼもれなく一通り網羅されています。問題数も非常に多いです。

学校採用であれば迷わずニューアクションレジェンドを、違うものが配られているなら逆にニューアクションレジェンドは気にしなくてOK 。

 

構成やレベルともに青チャートとほぼ同じですが、解説がとことん詳しい分、文字が増えて分厚くなっています。じっくりゆっくりと読みながら進めていきたい場合は検討してみてはいかがでしょうか。

 

 

 

IAは新課程版が出ています。2022年4月以降に高校生になった方(2025年1月、2月以降に受験をする方)が対象です。

 

> ニューアクションレジェンドのような「原則習得」タイプと、その後に演習する1対1対応に代表されるような「入試基礎演習」タイプを合わせたような参考書もあります

 

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原則習得のための参考書です。

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