同志社大学 全学部文系 | 2013年大学入試数学

      2016/05/07

●2013年度大学入試数学評価を書いていきます。今回は同志社大学(全学部文系)です。

いつもご覧いただきまして、ありがとうございます。 KATSUYAです^^

いよいよやってまいりましたね。この季節。今年もやっていきます。
2013年 大学入試数学の評価を書いていきます。

2013大学入試シリーズ第9弾。

私大シリーズ、第9弾。

同志社大学(全学部文系)です。


問題の難易度(易A←→E難)と一緒に、典型パターンのレベルを3段階(基本Lv.1←→高度Lv.3)で書いておきます。また、☆は、「解くとしたらこれがいい」というオススメ問題です。

また、解答までの目標時間を、問題ごとに書きます。

※目標時間=解き方を含め、きちんと完答するまでの標準的な時間です。

 

したがって、目標時間を全部足すと、試験の制限時間を越えることも、当然ありえます。



同時に、その時間の2倍考えてもまったく手がつかない場合は、ヒントや答えをみるといい という目安にしてください。




同志社大学 全学部文系 

(試験時間75分、3問)

 

全体総評・合格ライン

関関同立の中ではやはり最も難しく、標準問題だけの演習では対応しにくい、応用問題が中心です。

試験時間75分に対し、目標解答時間合計は78分。

 第2問、第3問は、やることは典型的ですが、割と計算量が多めです。方針がすぐに立たないと、時間がなくなる可能性も十分なあります。

■合格ライン

第1問の小問はすべて合わせておきたい。悪くても8割。
第2問は、典型とはいえ、おそらく差がつくところここが最後まで出来れば勝ちか。
第3問は計算量の多さにだれなければ、最後まで行けますが、(3)まで良ければOKとしましょう。

総合して、70%ぐらいあれば合格でしょう

 

第1問(1)・・・絶対値2次関数、積分(AB、12分、Lv.2)

絶対値付きの2次関数などで囲まれた部分の面積を求める問題。これはこちらの原則をきちんと理解していれば、確実に得点源ですね^^

Principle Piece Ⅱ-113

絶対値放物線と直線は、a(α-β)^3/6 の足し引き


(Principle Piece 数学Ⅱ 積分 pp.30)


第1問(2)・・・確率(AB、10分、Lv.1)

3個のサイコロに関する問題ですがこちらは基本ですね。目の積が6の倍数になる確率は、素直に出すほうが早いでしょう。

最後はもちろん余事象ですね^^

 

第1問(3)・・・三角関数、3倍角など(A、6分、Lv.1)

加法定理や倍角の公式で、3倍角や4倍角を出すもの。特に問題はないと思います。sin46°は、もちろんcos 44° に変形して求めます。大丈夫ですよね^^

 

※KATSUYAの解いた感想

 ここの小問集合は基本。詰まることもなく、あっさり終了。解答時間合わせて8分。


第2問・・・絶対値付き積分(B、25分、Lv.2)

第1問に続き、絶対値と積分の絡んだ問題。なんとなく偏っている気がしますが・・・^^:

この手の問題も、もう典型中の典型といっていいでしょう。数値も典型的すぎて、傍用問題集にありそう。もちろん原則もあります。難関大ではよく出ますので、ぜひ!

 

Principle Piece Ⅱ-110

絶対値積分関数 中身=0と両端の大小で場合分け


(Principle Piece 数学Ⅱ 積分 pp.17~20)

※KATSUYAの解いた感想

 超典型パターンきた。数値もパターンすぎる。作成者が計算めんどくさかったのかな。解答時間10分。

第3問・・・ベクトル、三角形(B、25分、Lv.2)

 2つの正三角形に適当に線を引き、長さやら内積やらを求める問題。小問にたくさん分かれていますが、丁寧に誘導になっていて、流れに乗れば最後まで行けたでしょう。

ただし、うまく計算しないと計算量が大きく膨れるので、慎重にいきたいところでしたね。

(3)のOPベクトルは、この原則ですね^^

Principle Piece B-35

交点は (1-s)a→ +sb→ を2つ作って連立


(Principle Piece 数学B ベクトル pp.34~35)

 

今回は、ODベクトルがもとまっており、PがOD上にあるので、こちらでもいいです。


Principle Piece B-36

実数倍kを置く ⇒ 係数の和が1


(Principle Piece 数学B ベクトル pp.34~35)

(4)の計算は難しかったかもしれませんが、図を丁寧に書いていれば、90°になることはなんとなくわかったかもしれませんね。

 

KATSUYAの解いた感想

文字uが入るから、なにげに計算が多いな。(4)は多分90°。であれば(5)の計算もそれほど難しくない。解答時間12分。

対策

問題のレベルは、標準~応用といったところですが、ほぼ標準。小問を落とさずに、しかし、やらなければいけないことは、典型的な手法であることも事実。原則習得タイプの参考書は3年生の前半までに終わらせたいところ。並行してI・Aは入試基礎タイプ、入試標準タイプへとレベルを上げていきましょう。

 
以上です^^  



 

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■関連するPrinciple Piece■

★ 数学Ⅱ 積分 (第1問、第2問)

★ 数学B ベクトル (第3問)

 

 

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