理解しやすい数学のレベル(偏差値)・使い方は?

   

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「理解しやすい数学」は、「ΣBEST」のマークでお馴染みの文英堂から出ている厚物参考書です。この「理解しやすい」シリーズは、数学だけでなく、高校の主要科目ほぼ全てについて出版されています。

今回は、この「理解しやすい数学」について、どんな参考書なのか見ていきたいと思います。

1.理解しやすい数学 はどんな参考書?

「理解しやすい数学」は、以下のような参考書です。白が基調でかなり明るい印象を受けます。

 

 

 

 

 

2.問題数、レベル、解説の詳しさなど

理解しやすい数学がどのような参考書であるのかを知るために、基本的なデータを見てみましょう。本書のタイプは、日常学習タイプ・原則習得タイプです。

→ 日常学習タイプ・原則習得タイプとは?

2.(1) 理解しやすい数学の問題数

理解しやすい数学の問題数は、以下のようになっています。

・理解しやすい数学I+A・・・例題:278題 類題:278題 章末練習問題など:251題 合計:807題

・理解しやすい数学II+B・・・例題:381題 類題:381題 章末練習問題など:327題 合計:1089題

・理解しやすい数学III・・・例題:270題 類題:270題 章末練習問題など:224題 合計:764題

厚物参考書ということもあり、かなり問題数は多めです。チャートでいえば黄チャートと同じぐらいです。

 

2.(2) 理解しやすい数学のレベル

本書のレベルは、日常学習レベルが4割、センターレベルが4割、中堅大入試レベルが2割です。

同じ厚物参考書の青チャートと比べると、教科書の内容から大きく離れたタイプの問題は少なく、日常学習寄りの参考書と言えます。

本書は「基礎」「標準」「発展」の3段階に分かれています。「標準」の一部と「発展」部分が原則習得に当たると考えるといいかもしれません。それ以外の問題は、教科書に記載されているタイプの詳しい解説、という位置づけです。

また、「テスト直前要点チェック」というページも設けられているので、定期テスト前に見直すのにベンリ。

 

2.(3) 理解しやすい数学 の解説

「理解しやすい数学」の解説についてですが、レイアウトが秀逸で見やすいです。また、オールカラーで分かりやすく図やグラフも書かれています。文英堂の良いところがしっかり出ている印象です。従って、図をイメージするのが苦手な人や、初習段階で学校の解説についていけない場合などに非常に役に立つと思います。

 

例題に対する答案自体は、教科書よりは詳しいですが、基本事項の説明に比べると普通です。また、別冊解答は類題や章末問題の答えが載っていますが、本書の中では不親切な方です。

 

 

3.理解しやすい数学の使い方(勉強法)など

「理解しやすい数学」の使い方の前に、どのような人が使うと効果が上がるのかを見ておきましょう。

3.(1) オススメ対象

理解しやすい数学 のオススメ対象については、下記にあてはまる方です。上に書いてあるほうが優先です。

  1. 未習の単元を独学で勉強する。
  2. 数学が苦手であり、いわゆる教科書の解説では理解できない。
  3. 受験で数学を使いたいが、基礎を忘れてしまっている。(原則習得が2割以下、過去の偏差値が50以下)
  4. 詳しく書いてあるのなら、文字の多さが苦にならない。

本書は、独学で進めても詰まることがないように、基本事項から詳しく解説されていますので、未習でも学習可能です。先にも述べましたが、図がオールカラーで見やすいこともあり、苦手な人でもイメージはしやすいでしょう。

逆に数学が得意な人の場合は、「そんなことは分かっている」と思うことも多く、あまりカラフルだとしつこいと思うかもしれません。

また、基本事項の解説が詳しい+原則習得(一部)を併せ持つ参考書としては本書は最適です。青チャートなどは、原則習得についてはピカイチですが、基本事項の解説は「まとめ」程度なので教科書の見直しが必要となります。従って、受験数学に取り組みたいが、公式からほとんど覚えていないという人は、本書からスタートするといいかもしれません。

逆に基礎事項や公式は覚えており、一通りなら使えるような場合には、チャートの方がいいと思います。

 

3.(2) 理解しやすい数学 の使い方(勉強法)、購入時期

高1生、高2生で数学に不安がある場合は、早々に(出来れば4月に)入手しておいたほうがいいでしょう。学校で習った部分に合わせて、こちらの参考書を見て理解を深めることが出来ます。ワークなどの宿題に追われるでしょうから、本書を解くのは休み中で、普段は詳しい解説が必要なときに見る程度でいいでしょう。

ただし、情報が豊富なあまり、全てを吸収しようと意識しすぎるとしんどいかもしれません。自分なりに「ああ、そうか」と納得が入った時点で、多少は通読するスタイルでも構わないと思います。

 

受験として用いる場合も、問題数が非常に多いため、早々に購入して取り組んだほうがいいです。1A2Bまででも650題、数学3をあわせると800題近くになります。もちろん受験として用いる場合は、「基礎」レベルなどを適当に飛ばしながら取り組むことになるとは思いますが、多少は時間を取って1日10題ぐらいのペースで行きたいところです。

簡単な問題もあり、1問あたりにかかる時間は短いものもありますので、想像しているよりは時間を取られないと思います。

 

 

4.まとめ~詳しいのは「基本事項の解説」~

理解しやすい数学 について、まとめておきます。

  • 文英堂から出ている厚物参考書で、日常学習レベルも兼ねている。
  • レイアウトが秀逸で図も豊富かつオールカラーで、苦手な人にやさしい。
  • 厚物参考書の中では、基本事項の解説がかなり詳しいので、受験のための再スタートに適している。
  • 問題数は多いので、受験で用いるならある程度時間を使って早めに取り組む。

まとめれば、「基本の解説」が詳しく欲しい人向けってことですね。

 

 

 

 

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