よくわかる数学(学研)のレベルや使い方について

   

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「よくわかる数学」は、学研から出ている厚物参考書です。この「よくわかる」シリーズは、数学だけでなく、高校の主要科目ほぼ全てについて出版されています。「MY BEST]という名前でもおなじみです。

今回は、この「よくわかる数学」について、どんな参考書なのか見ていきたいと思います。

1.よくわかる数学 はどんな参考書?

「よくわかる数学」は、以下のような参考書です。白が基調でかなり明るい印象を受けます。

 

 

 

 

 

2.問題数、レベル、解説の詳しさなど

理解しやすい数学がどのような参考書であるのかを知るために、基本的なデータを見てみましょう。本書のタイプは、予習・日常学習タイプです。

→ 予習・日常学習タイプとは?

 

2.(1) よくわかる数学の問題数

理解しやすい数学の問題数は、以下のようになっています。

・よくわかる数学I+A・・・例題:259題 練習:389題 節末総合:215題 章末:28題 合計:891題

・よくわかる数学II+B・・・例題:278題 練習:434題 節末総合:183題 章末:39題 合計:934題

・よくわかる数学III・・・例題:226題 練習:310題 節末総合:140題 巻末:41題 合計:717題

厚物参考書ということもあり、かなり問題数は多めです。基本レベルからセンター試験レベルまでをしっかり網羅するとこのようになるのでしょう。

 

2.(2) よくわかる数学のレベル

本書のレベルは、日常学習レベルが5割、センターレベルが5割です。章末がセンター試験対策という名前なので、センターレベルまでを目標としていることが伺えます。

同じ厚物参考書のチャートで言えば、白チャートと同程度か少し上、という印象です。

本書はチャート型と同じ構造をとっており、例題+練習で1項目です。教科書レベルの問題はほぼ全パターン網羅されており、かつオールカラーで解説も見やすいため、文英堂の「理解しやすい数学」と並んで、数学が苦手な人が学校のフォローに用いるには最適の参考書と言えます。

また、チャートとの違いとして、基本事項の解説から詳しく書かれているため、これ1冊で(教科書と併用せずに)やり直しが出来るというのも、本書の特徴です。

 

 

2.(3) よくわかる数学 の解説

「理解しやすい数学」の解説についてですが、例題の解説や基本事項まで含めてオールカラーで分かりやすいです。従って、図をイメージするのが苦手な人や、初習段階で学校の解説についていけない場合に、後でゆっくり見直す際には本書が手元にあると安心出来ると思います。

また、別冊解答には例題以外の答えが記載されていますが、その解説も比較的詳しく、この点において、本書とほぼライバル関係にある「理解しやすい数学」よりも優れていると言えます。

 

 

3.よくわかる数学の使い方(勉強法)など

「理解しやすい数学」の使い方の前に、どのような人が使うと効果が上がるのかを見ておきましょう。

3.(1) オススメ対象

理解しやすい数学 のオススメ対象については、下記にあてはまる方です。上に書いてあるほうが優先です。

  1. 未習の単元を独学で勉強する。
  2. 数学が苦手であり、いわゆる教科書の解説や学校の授業についていけいない。
  3. 受験で数学を使いたいが、基礎を忘れてしまっている。(原則習得が2割以下、過去の偏差値が50以下)
  4. 詳しく書いてあるのなら、文字の多さが苦にならない。

本書は、独学で進めても詰まることがないように、基本事項から詳しく解説されていますので、未習でも学習可能です。先にも述べましたが、オールカラーで見やすいこともあり、苦手な人でもイメージはしやすいでしょう。

逆に数学が得意な人の場合は、教科書の内容をただ反復している問題が多いように感じる可能性もあるので、チャート式のように応用問題も多く収録されているチャートの方がいいかもしれません。

また、基本事項の解説が詳しい+原則習得(一部)を併せ持つ参考書としては本書は最適です。教科書までわざわざ引っ張ってくる必要はありません。従って、本書1冊で予習・復習はもちろん、受験数学に取り組みたいが、公式からほとんど覚えていないという人にも向いています。するといいかもしれません。

逆に基礎事項や公式は覚えており、一通りなら使えるような場合には、やはりチャートの方がいいと思います。

 

3.(2) よくわかる数学 の使い方(勉強法)、購入時期

高1生、高2生で数学に不安がある場合は、早々に(出来れば4月に)入手しておいたほうがいいでしょう。学校で習った部分に合わせて、こちらの参考書を見て理解を深めることが出来ます。

なお、本書は非常に問題数が多いので、普段は学校の授業でよくわからなかった部分を重点的に読んでみる程度でもいいと思います。学校の宿題(4STEP・クリアーなどのワーク)に追われながら本書に取り組むのは厳しいです。本書にしっかり取り組むのは、長期休み中などでいいでしょう。

受験として用いる場合も、問題数が非常に多いため、早々に購入して取り組んだほうがいいです。例題だけに取り組むにしても、1A2Bまででも500題強、数学3をあわせると750題近くになります。もちろん受験として用いる場合は、「基礎」レベルなどを適当に飛ばしながら取り組むことになるとは思いますが、多少は時間を取って1日10題ぐらいのペースで行きたいところです。

簡単な問題もあり、1問あたりにかかる時間は短いものもありますので、想像しているよりは時間を取られないと思います。

 

 

4.まとめ~「MY BEST」か「Σ BEST」か~

理解しやすい数学 について、まとめておきます。

  • 学研から出ている厚物参考書で、予習・日常学習・センター対策に適した参考書である。
  • 中身はオールカラーで、苦手な人にもわかりやすい解説である。
  • 厚物参考書の中では、基本事項の解説がかなり詳しいので、受験のための再スタートに適している。
  • 問題数は多いので、受験で用いるならある程度時間を使って早めに取り組む。

まとめれば、「基本の解説」が詳しく欲しい人向けってことです。文英堂の厚物参考書である「シグマベストシリーズ:理解しやすい数学」とかなり位置づけとしては似ています。しいて言えば、こちらの「よくわかる数学」の方が少し簡単かと思われます。あとはレイアウトの好みの問題です。

 

 

 

 

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