【2022年版】青チャートのレベル(難易度)や使い方|例題だけでいい?

      2022/05/04

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青チャートといえば、高校生で知らない人はいないほど有名な数学の参考書で、学校でも指定参考書として採用しているところも多くあります。周りが持っていると自分も持っていたほうがいいように思われますが、「実際どのようなレベルなのか」、「自分にも適しているのか」、「どんな人にオススメなのか」、「例題だけでいいのか」「そもそもなぜこんなに多くの人に使われているのか」などの疑問が湧いてきますよね。

そんなお尋ね者の数学の参考書である青チャートについて、ここでは説明していきたいと思います。

 

 

 

 

 

 

 

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1.問題数、レベル、解説の詳しさなど

まずは、青チャートがどのような参考書なのか知るために、その基本的なデータを見てみます。青チャートのタイプは、「原則習得」です。

 

→ 問題集のタイプを知ることは、参考書選びにおいて非常に重要です。

 

1.(1) 青チャートの問題数(新テスト対応バージョン)

青チャートIAの問題数・・・例題329題、練習329題、EXERCISE+総合演習293題

新課程版:青チャートIAの問題数・・・例題350題、練習350題、EXERCISE+総合演習307題

新課程IAには期待値の計算などが盛り込まれ、少し例題数が増えました。

 

青チャートIIBの問題数・・・例題420題、練習420題、EXERCISE+総合演習331題

青チャートIIIの問題数・・・例題293題、練習293題、EXERCISE+総合演習298題

 

見てお分かりのとおり、普通の問題集よりも格段に問題数が多いことがわかります。例題と練習は数が同じで、これは例題と同じような問題を練習するために用意されているからです。従って、練習は取り組まず、例題だけをどんどんこなしていく、という方法を取る学生さんも多くいます。これでいいのか?ということについては後ほど。

 

新課程の青チャートの変化として、各章の表紙にあたる部分にSELECT STUDYと呼ばれるものが追加されました。赤チャートの方で詳しく述べたので、そちらを参照してください。個人的にはこのSELECT STUDYは、演習効率の観点から考えるとデカイと思います。

 

1.(2) 青チャートのレベル

これは、IA,IIB,IIIともに共通です。そんな青チャートの対応レベルですが、日常学習レベル、センターレベル、中堅大入試レベル、難関大入試レベルと、幅広くカバーしています。超難関大レベルの問題の収録数は少し少なめですが、青チャートのタイプはあくまで「原則習得」であることを考えると、どんなレベルの人にでも使える問題集ということになります。

 

 

1.(3) 解説の詳しさ

青チャートは、いわゆる教科書傍用問題集(4STEPなど)に比べると、レイアウトの観点等からみても、解説は詳しいといえます。式変形についてもあまり省略されませんので、間違えても自分で式を追うことができます。また、その式変形をなぜ行わなければならないのか、などの考え方も答案の欄外に記載されていますので、独学も十分可能なレベルの解説量といっていいでしょう。

 

 

数学の解説でよく言われる「別解」ですが、別解については、青チャートはそこまで多く記載されているわけではありません。おそらく、「この本で数学Iを勉強している人は、数学IIの単元をまだ知らない」などを想定してのことだと思われます。

それでも、例えば次数下げの問題は数IIの多項式の割り算を利用して解く方法、2次関数の最大値・最小値をコーシー・シュワルツの不等式を用いて解く方法などは載ってたりします。ただし、あくまでそのページ(紙面)に収まるように書いてあることが多いため、メインの解法は基本的には1通りとなります。

 

しかし、別解などの詳しさを求めるべき参考書は、「原則習得」タイプの参考書ではありませんので、青チャートを学習する段階ではそこまで別解を意識する必要はないと思います。まずはメインの解法を確実に解けるようにするべきです。

 

2.どんな人におススメなのか

青チャートは、実際にどんな人であれば使えるのか、自分には向いているのかなどを、KATSUYAが独自の観点でまとめました。下記のおススメ表を見てください。

 

2.(1) 高1・高2の場合

記事画像(青チャ_recommend1)

 

ご覧の通り、高1生、高2生のみなさんであれば、おススメ出来る層が非常に幅広い参考書で、他に類を見ません。買うきっかけがあったら(このページをご覧になっているなど)、出来るだけ早く購入し、少しづつ進めていくといいでしょう。学校指定でお持ちの場合も、習い終わった単元であれば青チャートを進めることは可能ですので、進めましょう。

 

青チャートはレベルが高めとの印象がありますが、中堅大、あるいはそれ以下の大学を視野に入れている人も使用可能です。ただし、黄色チャートの方が、レベルに合った問題が多く記載されていると思います。このあたりに該当する人は、学校ですでに渡されてしまっていればそれを使えばいいでしょう。

 

2.(2) 高3生・既卒生の場合

記事画像(青チャ_recommend2)

 

高校3年・既卒生の場合は、少し様子が変わります。これは単純に、時期の問題です。たとえば、超難関大を志望する学生さんが、高校3年生になってから数学IAなどの問題集の「原則習得」をするのが、そもそも少し遅いのではないか、という意味です。高校3年生や既卒生は、やはり受験段階の時期に来ていますから、それまでにIAの「原則習得」タイプの問題集は終わらせておきたいです。

 

一方、数学IIBや数学IIIは、高2の終わりまで学校で終了しないとこともありますので、高3が始まった段階で勉強するのもやむを得ないでしょう。ただし、高3生になってから数学IIBを最初から始めるとなると、少し時間的には厳しそうです。高2の間にIIBは購入しておき、単元が終了したところから始めておくべきでしょう。

 

3.青チャートの進め方 | 例題だけやればいい?

こちらについてもよく話題になっていますが、原則習得を目的とするのであれば例題だけこなすのもありです。これはインプットの段階と言えます。

例題のすぐ下にある練習については、例題の理解が足りていないと自分で感じた時、あるいは明らかに例題と趣向が違う問題のときに行えばいいでしょう。

(仮の話ですが、例えば例題が2つの部屋割りの問題なのに、練習だと3つの部屋割りの問題になっているとき。これは別パターンとして頭に入れておく必要があります。)

EXERCISEや総合演習はインプットした原則を組み合わせたりするタイプの問題なので、そのタイプの問題をやるときには(入試基礎演習入試標準演習タイプの問題集)に移行している人が多く、そういった理由で例題だけをやる人が主流というイメージが強いのだと思います。

 

以下、青チャートを最大限に活用するのであれば、以下のような進め方が個人的にはおススメです。

まず例題をやって一通りのパターン習得をする。これを2周~3周ぐらい繰り返して(2,3周目は必ずしも書く必要はない。流れがすっと分かればOK)、理解度が8割以上になったと思ったら、EXERCISEや総合演習をやってみる。

 

4.まとめ~なぜ青チャートが使われるのか~

おススメ表をご覧いただければ分かる通り、青チャートはかなり多くの層をカバーしています。その理由は、これまでの内容をまとめることで分かります。

 

青チャートは、レベルのカバー範囲が非常に広く、どのレベルの典型手法も、ほぼもれなく一通り網羅されています。問題数が非常に多い理由がここにあります。しかし、全ての人が全ての問題を解いてるかというと、そうではありません。超難関大を志望する人が、最初のすごく簡単な問題を解いている可能性は低いですし、中堅大をめざす人が、巻末の総合演習を解くのは少し無理があります。

 

そこで、自分のレベルに応じて解く問題を取捨選択していっても、そのレベルに関しては網羅することができます。従って、どんなレベルの人が手に入れたとしても、とりあえず自分がやるべき問題は網羅されているはずで、ハズレはないというのが、多くの人にとって青チャートが使われる理由です。

 

青チャートは、大型ショッピングセンターのようなものです。大型ショッピングセンターは、買い物はもちろん、娯楽なども全てそろっています。一度に全てのお店を訪れる人はあまりいませんが、食料品だけ、服だけを買いに来る人もいますし、映画を見に来ただけ人、レストランでご飯を食べに来るだけの人もいます。「ここに来れば、少なくとも自分のやりたいことはできる」という感覚ですね^^

 

最後にまとめます。本記事をご覧になっているということは、青チャートについて何らか気になっているということです。そんな青チャートは、「気になるなら、持っておいて損はない参考書」と言えそうですね。

 

 

 

 

 

 

 

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