新スタ演の難易度(レベル)は?勉強法や使い方など

      2017/04/08

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「新・数学スタンダード演習」は、東京出版の「大学への数学」シリーズでお馴染みの問題集で、増刊号として発行されるものです。プラチカ入試の核心理系標準問題集などと並ぶ受験用の問題集です。

今回は、この「新・数学スタンダード演習」について、どんな参考書なのか見ていきたいと思います。

1.新・数学スタンダード演習 はどんな参考書?

「新・数学スタンダード演習」(以下、新スタ演と省略)は、以下のような参考書です。

 

※画像は2016年のものです。3月末に最新版が出ます。

 

※こちらも、4月末に最新版が出ます。

 

2.問題数、レベル、解説の詳しさなど

新スタ演がどのような参考書であるのかを知るために、基本的なデータを見てみましょう。本書のタイプは、入試標準演習・または仕上げタイプです。

→ 参考書のタイプと自分の今の実力を両方知ることで、正しく参考書が選べます。

2.(1) 新スタ演の問題数

新スタ演の問題数は、以下のようになっています。

・新スタ演(IAIIB)・・・252題 (2017年版:254題)

・新スタ演(III)・・・135題

数学IIIまで合わせると400題弱あります。入試標準演習タイプとしては、他に比べてかなり多めです。

 

2.(2) 新スタ演 のレベル

本書のレベルは、中堅大レベルが1割、難関大レベルが6~7割、超難関大レベルが2~3割程度です。

東京出版の「大学への数学」シリーズは、問題ごとに全て難易度がA~Dで記載されています(本サイトの難易度表記A~Eとは基準が異なります)ので、レベルは把握しやすいです。合わせて、Cレベルの問題が50題ほどあります。

また、解答目安時間も記載されていますので、時間を決めて取り組みやすいことも特徴です。

 

2.(3) 新スタ演 の解説

「新スタ演」の解説については、大きく評価が分かれるところでしょう。

まずレイアウト面では、他の問題集に比べると不満を抱く学生さんが多いかもしれません。確かに、解説の見やすさは問題集を選ぶ上では大事なので、ここがクリア出来ない場合は本書は不向きかもしれません。

また、式変形を省略せずに書いているかどうか、に関して言えば、相当端折られています。途中計算については、読者の実力に委ねられています。

ただし、単なる答案以外の背景や別解、拡張された一般的事実などは惜しみなく記載されています。その問題にとどまらず幅広く応用が効くものが多く、この点においては群を抜いて優れています。このタイプの参考書であれば他にも書かれているものはありますが、本書は別格です。

 

3.新スタ演 の使い方(勉強法)など

「新 スタ演」の使い方の前に、どのような人が使うと効果が上がるのかを見ておきましょう。

3.(1) オススメ対象

新スタ演 のオススメ対象については、下記にあてはまる方です。上に書いてあるほうが優先です。

  1. 数学が好きである。
  2. 超難関大学文系志望で、2次試験の数学で高得点を狙いたい。もしくは、難関大以上の理系志望である。
  3. 数学1A2Bの学習を一通り終えており、チャート式などで原則を9割以上習得済みである。
  4. 入試の基本レベルを8割程度学習済みである。
  5. 過去の数学の模試の偏差値が65以上である。

1.については、「なんじゃそりゃ?」と思うかもしれませんが、2.~4.全てに当てはまっていても、数学が好きでない場合はオススメしかねます。「大学への数学」シリーズは評価が2極化しますが、先ほど述べた「解説」に理由があると思われます。

数学がそんなに好きでない人からすれば「そんなマニアックな解法はいらない。途中の式変形が欲しい」となるでしょう。逆に得意な人は、ただの式変形については「ああ、あとは計算すればいいのね」といった感じで読みやすいと思います。さらに別解などに対して「なるほど!そんな裏ワザ・背景があるのか」と感じて、どんどん自分のものにしていくことが出来ます。

そんな理由から、本書「新スタ演」のオススメ対象としては、数学が好きであることを最優先条件としています。

普通に合格点程度を取れればいい(特に文系の学生さん)場合には、他のタイプで式変形も書かれており、問題数もおさえ気味のものがありますので、そちらも検討してみたほうがいいかもしれません。

→ 入試標準演習タイプの参考書はこちら 

3.(2) 新スタ演 の使い方(勉強法)、購入時期

基本的には、ひたすら問題が並ぶ「問題集型の構造」ですので、基本的には頭から順番に取り組みましょう。

おなじみですが、問題集型の参考書は、奇数番号→偶数番号のように解いていくことで、どの分野もまんべんなく記憶にとどめておくことが可能です。(ただし本書は通し番号ではないので、そこらへんは臨機応変に対応願います)

IAIIB、IIIまで合わせると400題弱あり、1日3題でも4ヶ月以上かかります。難関大以上の理系志望でも90%以上の学生さんはこれを最終段階として良いと思います(文系の学生さんなら全ての大学でお釣り来ます)。ただしそれでも、夏休み直後ぐらいから取り掛かる必要があります。

超難関大医学部(東・京・阪・名・東北・慶應・医科歯科など)、あるいは東工大等を志望で、かつ数学で圧倒的に差を付けたい人にかぎり、さらに上の問題集(ハイレベル完全攻略など)に移行して、じっくり取り組むといいでしょう。

 

4.まとめ~得意な人をさらに得意にする~

新スタ演 について、まとめておきます。

  • 東京出版から出ている入試標準演習書で、同タイプの問題集では問題数が多い。
  • 解説については評価(好み)が大きく分かれるため、購入前に要検討。
  • 背景や裏ワザが惜しみなく紹介されており、得意な人はさらに技術を磨くことが出来る。
  • ほぼ全ての学生さんが、本書を最終段階として問題ない。

要は得意な人向けってことです。得意な人がさらに得意になるので、苦手な人にはちょっと嫌な問題集かもしれませんね・・・(もちろん、それで本書に嫌悪感を抱くのは筋違いですが)。

 

※画像は2016年のものです。3月末に最新版が出ます。

 

※こちらも、4月末に最新版が出ます。

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