旧7帝大+α 入試数学 難易度 理系リーグ(2024年)
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いつもご覧頂きまして、ありがとうございます。KATSUYAです^^
今年の旧7帝大の数学を全て解きおえ、評価をUPしました。理系について、その総括をしたいと思います。
※2021年までの掲載方法から3点、変更があります。
- 今年から、東京工業大学を理系リーグの中に追加いたしました。
- 表形式ではなく、8位から順に大学ごとに総括しました。
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2024年 旧7帝大+東工大 理系リーグ
ここからは、難易度順位をまとめます。
1.各問題の難易度
2.解答までの時間
3.得点のしにくさ
これらを総合的に判断した結果の順位です。大問ごとに5ポイント満点です。大学ごとに問題数が違いますので、合計ポイントを出題数で割っています。
(エンタメ色の強いコンテンツにすることは個人的には避けたいのですが、)今年は東工大も入れて順位を出しています。初めての東工大が果たして何位なのか、楽しみに見ていただければと思います。
第8位 北海道大学 2.38pt (2023年:4位)
北大は2022年、2023年と難しかったですが、今年は難易度が2021年以前に戻りました。きちんとッ各分野の原則を定着させていれば、それでほぼ完答出来るようなレベルのセットでした。
第7位 九州大学 2.72pt(2023年:3位)
九大も北大同様、ここ2年の難易度から元に戻りました。ほぼすべての問題が昨年よりも難易度は下がっていると思います。昨年は3pt越えでしたので、そこから考えても易化したと言えます。
※ここからは3位までほぼ団子状態です。全部3位だと思ってもらっていいぐらい。
第6位 名古屋大学 2.925pt (2023年:6位)
6位は名大。第4問の難しさは健在でしたが、他の問題が比較的手を付けやすかったと思います。それでも、1問1問が重量級で融合的な問題ばかりであったことにはかわりはないです。第4問が平均を押し上げていますが、他は2pt台後半という感じのセットでした。
第4位(同率) 京都大(2023年:6位)、東北大(2023年:7位) 2.933pt
京大と東北大が全く同じ第4位で、わずかに名大を上回りました。ともに昨年から順位を上げました。京大は後半の難易度はそのままで前半が甘くなくなり、東北大は明らかに難化。結果として同じぐらいの難易度になりました。
京大の4番のような肩透かし問題は印象的で、東北大の4番や6番は初見ではかなりキツイ問題でしたね。
さて、ここからはBEST3となります。
第3位 大阪大学 2.98pt(2023年:5位)
阪大は昨年に難易度が上がって穏やか路線が終了しましたが、今年も踏襲されさらに難易度が上がり、3位まで浮上。2位ともかなり僅差です。
最難問の第2問は昨年の良問BEST1位の問題(同じ阪大)の原則が使えたり、ねじれの位置に関する問題が出たりと、個人的には印象に残ったセットでした。
さて、3年連続で残る2つは東大と東工大のみとなりました。。。
第2位 東京大学 3.02pt (2023年:1位)
今年は東工大に1位を譲りました。昨年の6番のような立体の大物の問題はなく、東大としては易しめの立体になりました。その他も、手はつけやすく、ある程度は完答まで行けるであろう問題がいくつか並びました。といっても3pt越えなので、難しいことには変わりありません。
第1位 東京工業大学 3.06pt (2023年:2位)
今年は東工大です。1位と2位が毎年のように入れ替わります。実は東工大も小問に分かれたため、昨年よりは易しくなっています。しかし、最後の問題まで解くとなるとptの高い問題が並び(第2問~第4問)、全体として東大をわずかに上回る結果となりました。
以上です^^
なお、旧7帝国大すべてでベクトルが出題され、うち6大学(北大以外)は空間ベクトルでした。確率と漸化式については、東大、東北大、東工大の3大学で出題されました。
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